札幌市で会社設立・開業をめざしている方のための税務・財務・会計情報。

会社設立・開業手続きのおもな流れ

1. 会社に関わる事項（商号、住所、目的等）を決定
2. 印鑑の作成・印鑑証明の取得
3. 定款の作成
4. 出資金の払込
5. 会社設立登記書類の作成・申請
6. 税務署等への申請

1. 会社に関わる事項（商号、住所、目的等）を決定
   会社設立・開業にあたり、必要事項を決めていきます。商号決定には使用できる文字等の一定のルールがあります。本店が同一の所在地にある、同一の商号を登記することはできません。目的は会社の事業内容です。どのような事業を行うのかわかりやすいものにします。
2. 印鑑の作成・印鑑証明の取得
   会社を運営していく上で、会社の実印（代表印）、会社の認印（角印）などの印鑑が必要になります。会社設立登記の申請の際にも必要になりますので早めに作成しておきます。
3. 定款の作成
   定款は会社の運営や組織、基本的なルールを定めたものです。その内容は法的な意味を持ち、定款は一度認証を受けると訂正することができません。慎重に作成しましょう。
4. 出資金の払込
   発起人の金融機関（銀行、信用金庫、信用組合）の口座に入金をします。入金したことを照明するため、通帳のコピーもとります。
5. 会社設立登記書類の作成・申請
   会社設立登記に必要な書類は、就任承諾書、発起人の決定書、資本金計上証明書です。この順番に作成します。就任承諾書は取締役・監査役の就任を承諾証明するものです。発起人の決定書は発起人の過半数の承認を証明するものです。資本金計上証明書は資本金が計上されたことを証明するものです。
   会社設立登記に必要な申請書は、会社設立登記申請書、登録免許税印紙貼用台紙、OCR用申請用紙とこれまでに作成した書類です。申請書は記載する内容や書式にも決まりがありますので、慎重に作成しましょう。
   書類や申請書ができたら、管轄の法務局へ申請します。書類の確認が行われ、登記が完了しますと会社の設立となります。申請の日が会社設立日となります。
6. 税務署等への申請
   会社を設立したら、諸官庁へ届出を行います。札幌の場合は税務署、北海道税事務所、札幌市役所、労働基準監督署、社会保険事務所、公共職業安定所（ハローワーク）へ申請をします。税金に関する申請、保険に関する申請を行うことになります。